アメリカで運転してるといつか事故って死ぬかもと思う話

そりゃどこの国で運転しようが事故や危険はつきもので、安全第一を心がけるのは当たり前のことだが、アメリカで運転中にムカっとしたり、冷や汗かいたりということが日本で運転している時より多いと気付き始めた。運転後はぐったりすることも多い。危険な運転をする人が多いからだ。彼らには「危険なことをしている」という意識がきっとない。その上「大丈夫」という、経験から来る自信がある。そんなのいつ崩されるか分からないのにね。

 

危険な運転とは:

1 スピード出しすぎ
2 車間距離詰め過ぎ
3 ウインカー無しで突然車線変更
(ちなみにウインカーは和製英語で、turn signalsで通じます)

 

1の異常なスピードで他の車を追い越し、とにかく空いている車間スペースを見つけるやいなや右へ左へ車線変更しまくりを見ると「何をそんなに急いでいるのか」と心底イラっとするけど、結局大した効果もなく、次の信号で追い越した数々の車とほぼ並列に並んでいるのを見ると心底「アホだろ」と言いたくなる。

 

2の車間距離詰め過ぎは、一車線しかない通りや、追い越し車線でゆっくり走っていると後方からされる行為。日本でもよくあることだけど、この車間距離の詰め方、アメリカは尋常ではない。前方の車がもし急停車したら間違いなく衝突するだろモノの距離。個人的にはほぼ「脅迫」「あおり」の類です。

しかしこの光景は別に追い越したくてやっているのかといえばそうでもなく、単にスピード出してたら車間距離縮まっちゃった程度のことなのである。高速道路でも普通に何台も並んで車間距離詰まってます。日常のごく普通の光景です。アメリカでは交通事故の原因の第一位が「車間距離の詰め過ぎ」。納得。

  

3のウインカー無しで突然車線変更。どういう思考回路をしているのか全く理解できない。周囲に車がいない時にするならまだいいが、混雑時でも平気で点滅させない。自分の運転する車の前に入り込む際にこれをやられると怒りマックス。
この迷惑行為を妨げるためにやたら車間距離を詰めて割り込みを阻止したりする時があるらしい。どっちが危険かもはや分からない。

 

日本でも危険な運転をする人を度々見たことはあるが、アメリカでの比ではない。国が大きいから道も広い、人も車も大きい。態度もでかい(運転中)。車に乗っているときだけ人格が変わる人が多いのかもなどとも思う。

もちろん、安全運転の人たちもたくさんいる。私のように無意味にビクビクしながら運転しているような車も見かけます。多分初心者ドライバーだろうけど。


とにかくアメリカで車の事故だけは起こしたくないし巻き込まれたくもない。そうは言っても危険運転者は山ほどいるし、一番は運転しない、車に乗らないことなのだけど、郊外に住んでいると車がないとどこにも行けない。
そんなわけでいつか事故って死ぬんじゃないかと思いつつ、今日も運転する。