ヒュー・グラントの話

ヒュー・グラントについてはここでも書いたが、彼については一つの記事では書ききれない思いがあり、以下、またダラダラと書いてます。


彼の美しさを堪能するならモーリス Maurice、または白蛇伝説 The Lair of the White Wormベンガルの夜 The Bengali Nightあたりがいいと思うのだが、それは単に彼が成人男性の美しさの頂点ともいえるべき20代後半に出演しているからである。恐ろしく私情挟みすぎ。


白蛇伝説は、鬼才ケン・ラッセルKen Russellの監督作品らしく内容がぶっ飛びすぎの上、特殊効果が果てしなくうまくいっていない(制作時代のせいだと思うが)ので下品なホラーコメディになっている、個人的にものすごくオススメしたい作品である。歪んだ価値観上等。


この映画のヒューさんは金持ちのオシャレさんで、ここぞという大事な時に出てこない、結局あんた何だったの?な役どころ。でもこの映画だけでなく、他でもズルいダメ男役の多い彼だけど、こういう役させるとものすごい光を放つのがこの人の最大の魅力。有名どころだとブリジット・ジョーンズの日記 Bridget Jones”s Diaryアバウト・ア・ボーイ About a boyなど。

 

ところで彼は「キング・オブ・ロマンティック・コメディ」とか言われてるが、私から言わせるとそれは知名度が上がってから=ハリウッド作品に出るようになってからつけられた名称であり、それまでは、彼はかなり長くコメディとは程遠いシリアスな作品に出演していたので、私には少し違和感がある。それでも、ハリウッド作品からのコメディ路線を見るとあまりのハマリぶりに、コメディから彼の作品に入ってファンになった人たちの多いことに納得させられる。シリアスでもコメディでも「ズルいダメ男」もしくは「誠実なのにダメ男」役が多いのは偶然かな。。。

 

「ズルいダメ男」「誠実なのにダメ男」の共通点はダメ男であるが、このダメ男を私生活でも発揮する彼に感動すら覚えた瞬間があった。ダメ男連呼しすぎ。
ヒューさん、90年代中頃、売春婦と車内でイチャコラして逮捕されたことがあった。相手はアフリカンアメリカンの女性。当時彼は女優のエリザベス・ハーレイElizabeth Hurleyと交際していて、高級レストランでばかり食事すると立ち食いそば屋に行きたくなるってこのことか、などと思った。
やがて2011年に子どもが誕生していたというニュース。子供の母親は中国系の(自称)女優。そして彼女が二人目を出産した同時期に別のスウェーデン人女性が彼の子どもを出産していたことが発覚。この時点で彼の子どもは三人。このスウェーデン人女性・アンナ・エバースタインは先頃、三人目を出産したとか。ということで合計五人。でも未だ結婚経験なし。
何が言いたいかというと、極端に言えばこの人の女性の好みはワールドワイド。人種関係なし。こんな形で知るのもどうかと思うが、こんな形じゃないと知ることはない。
もしかするとダメ男は懐の広い人間のことかもしれない。

 

追記:2018年5月、アンナ・エバースタインと結婚したそうです。ちょっとがっかり。でもこれが10年前だったらもっと落ち込んでいたかも。

 

よく知らなかったけど彼をもっと知りたい!と思った奇特な方には、彼の来日時のインタビューを読んでみることをオススメします。その昔いちいちサイトからコピペして自分のMacに忘備録として保存していたが、何度読み返しても面白い。数々の彼の芸人レベルのコメントをここに転用できないのが残念です。「ヒューグラント インタビュー」で検索するとすごい数でヒットします。あー好き。

 

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