ヴァンパイア映画が好きな話 その1
きっかけは多分ドラキュラ Bram Stoker's Dracula（1992）。中世のコスチュームに身を包んだ俳優たちが不気味な世界でキラキラしている（頭悪い表現しかできない）のをぼーっと見ていた。別にどの俳優も興味があるわけではないのに（当時ゲイリー・オールドマン Gary Oldmanがイギリスの美形俳優の一人に名を連ねていたのがいささか疑問ですらあった）、なんかみんなやたらと美しい。ゲイリー扮するドラキュラの頭の形がハートマークなことにも何の違和感も感じないほどだった。アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins、キアヌ・リーヴス Kianu Reeves、ウィノナ・ライダー Winona Ryder、ケアリー・エルウィス Cary Elwesという豪華なメンツ。Wiki見たらチョイ役でモニカ・ベルッチ Monica Belluci出てますよ。し、知らんかった！
その後インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアInterview with the Vampire（1994）という女性受け確実の、腐女子じゃなくても悶絶ものの映画が出て来た。セクシー俳優ブラッド・ピット Brad Pittの、傷を背負い苦悩する若きヴァンパイア姿が拝める貴重な作品。だが個人的にいうと共演の、全身にフリルをまとったトム・クルーズ Tom Cruiseがはるかに美しく、さらに役もぶっ飛んでて、この映画はトムありきと断言できる。それまでも今も、全くこの方に興味はないが、この映画の彼だけは「好き❤️」とはにかめる。確かこの役のために彼は相当減量したとか。
クリスチャン・スレーター Cristian Slaterの役は当初リバー・フェニックス River Phoenixにというのが製作陣の希望だったようだが、亡くなってしまいましたよ……享年23。リバーが演じていたら、と想像しただけで、ファンではない自分でも軽く呼吸困難になりそうだ。まーそれでもトム・クルーズがこの映画の中で一番輝いていたという個人的な説は覆らないと断言できるが。
ブレイド Blade（1998）登場。当時は「ヴァンパイアVSヴァンパイア」のようなダークヒーローの映画はあまりなく（日本だと既に吸血鬼ハンターDというアニメがあったが）、アクション満載、グログロ満載で結構好きな映画だった。ヴァンパイア映画としては異色の立ち位置だったけど、そこは演技派ウェズリー・スナイプス Wesley Snipes。気持ちのいいアクション、刀さばきで「え、すごいかっこいいんですけど…」とちょっと好きになりかけた。この俳優を最後に見たのはメジャー・リーグ Major League（1989）だったのでギャップにドン引きした。顔がかすかに似てる別人にしか見えん…。
このシリーズ、3まで出てるけど面白かったのは2まで。2で既にネタ切れを感じていたのに3かよってなって、見終わって出てきた言葉は「要らん！」。だいたい孤高のハンター・ブレイドに仲間なんか要らんのじゃ。しかし2の見所は内容云々よりキャストですよ！ノーマン・リーダス Norman Reedusが主要キャスト。今でこそウォーキング・デッド Walking Dead（2010〜）で超有名になってるけど、ウォーキング・デッドに出る以前はイケメンチンピラみたいな役がハマる俳優だった。そしてブレイドの最大の敵を演じるルーク・ゴス Luke Goss！！！！！ 80年代後期に突如現れ数年で去って行ったイギリス双子バンド・Brosのボーカル（双子の弟）ですけど！！！いやー好きだったッス。ルックスもいいけど中世的な声が！！アルバム毎日聴いてたYo！まさかハリウッド映画で再会（語弊）できるなんて……！！しかし映画での彼の姿は何度最後まで見ても誰か分からないほど……だってもう寄生獣……でしょ？ なので彼を知らないけど見てみたい奇特な方、こちら↓で検索
Bros When Will I Be Famous?
個人的には兄のドラマー、マット・ゴス Matt Gossが好きでしたね。もうヴァンパイア映画とか関係ないし、ただのイケメン語りだこの記事。でも続く。
2に続く
